何で僕が王丸屋を続けているのか。3年半経った今の気持ち【長文】
※この文章は津屋崎にきて3年半経って今思うことを徒然なるままに書いた文章です。
何年か前に書いた気持ちをアップデートする形で書いています。
読み返すと日本語下手な所だらけ、脈絡もめちゃくちゃ、別にまとまってもない感。
でも正直に書いたつもりですので、長いですが、ぜひお時間ある時に今の僕の気持ちを読んでもらえたら嬉しいです。(2019年12月)
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王丸屋を始めて3年半経ちました。
2016年の4月に津屋崎に引っ越してきて、早いものでもう3年半経ちました。
学校の先生をやめて、半ば逃げるようにやってきたこの福津市津屋崎にも今やすっかりどっぷり漬かってしまいました。
最近では地元民のごとく、テレビ・ラジオやYouTubeで福津市の紹介をしたりしています。
北九州市生まれですけど。
なんなら本籍は東京都練馬区ですけど。
最初にも言いましたが、この令和最初の冬でこの家が「みんなの縁側 王丸屋」(以下、王丸屋)を名乗りだして3年半くらいになります。
そう思うと早いな…。やば。
この3年半ですごく変わったような、でもまったく変わってないような。。。(ぶっちゃけもう少し変わってる気がしてました。3年前半の脳内の3年半後の王丸屋は。)
たくさん友人も増えましたし、いろんなことをやりました。楽しかったです。
いろいろやれたような気もするし、反対に正直この3年半で僕は何かを成せたのだろうか?って思う気持ちもあります。
みんな気になるであろうお金の面では、民泊や外部仕事が少し入る事で、暮らせそうな気がする月収になったり、と思ったらならなかったり…と今後はどうしたらいいかな!?といつも頭をぐるぐる(のんびり)働かせてます。
でも税金や光熱費など、最低限出ていくお金さえ払えれば、それ以外は全部黒字と前向きに思って、そしてなるべく貯金する。(軽い自己催眠)
ごはんも贅沢なもの食べなければ一日数百円かかんなくてお腹いっぱいだし、趣味もお金かからないものばかりだし、、、。(いやたまにドンと買うか…。でも基本はお金かからん趣味です。)
最近どう?と聞かれたら、
今の僕は「平日は無理しない程度に節約して、休みの日に遊んで、ちょっと外食する。」ができているので人生現時点ではかなり幸せです。(異論は認めます)
いまの目標は「楽しい今の暮らしを維持できて、且つ、思い付きで軽い旅行にサッと行けるくらいの心の余裕が持てるお金を稼ぐ。」ことです。
それができたら更に超幸せです。
ちなみに将来の夢は「キャンピングカーを買う。」です。
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なんで僕がコミュニティスペースを続けているのか?
お金は沢山なくてもいいって言ったけど、そりゃあ沢山あるならあるで嬉しいです!
キャンピングカー欲しいし。
貸せる時はどんどんレンタルして、泊まってもらうためにはぐんぐん魅力をあげて、呼ばれたら積極的に出て、バンバン稼いで行きたいと思ってます!笑
もっと人に利用して欲しい。
王丸屋はお店です。
…しかし最初の方は正直よく分からないまま進んでる時期はありました。
そもそもこの王丸屋をやる初めのきっかけは、申し訳ないですがやることがなかったからですからね。(あくまできっかけの話ね。)
いつ頃からだか、先生という職業に向いてないなぁと思い、もうどうしようもなくなって、逃げるように仕事を辞めて、ばあちゃんち(王丸屋)に住み出しました。
つぎにやることが特に見つからない。
でも、特にしたいわけでもない仕事を見つけてまた嫌な気持ちになる(かもしれない)のは怖いし嫌。
…だからと言って何もしないのはヒトとしてどうなの?という気持ちはある。
という時に『王丸屋が地域交流の場所にできたらとてもよさそう。』という母親や地域の方の話を聞き、とりあえず土間を開けてみることにしました。
目的なく生きるよりは(とりあえず当時は生きる事自体が目的だった感もあったので)「まちおこしに関わってます!」と言った方が、なんとなく世の中の役に立ってる感じで格好がつくな、、と今考えると、王丸屋を始めたきっかけは正直そのくらいでした。
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自分が楽しく生きたいから、やってます。
でもなんだかんだ王丸屋をまちに開けてたらいろんな人に会え、その多くの人たちの助けで、じわじわと交流の場っぽくなっていきました。
その頃の僕は『王丸屋は、いろいろな世代の方が交流できる縁側のような場所を目指して奮闘中です。なのでもっといろいろな人に来て欲しい。そのお手伝いがしたい。』とよくカッコつけて言っていました。
でもそんなある日、友人に『なんでそんなボランティアみたいなことしてるの?』と聞かれました。
たしかに。そう思いますよね。
そしてその時改めて考えてみました。
そこで気づいたことがあります。
ぼくは僕がまちおこしの一端を担って、いろんな世代の人が交流して地域が仲良しになってみんなハッピーに、、、みたいな大それたことは実はほとんど考えてませんでした。
何を考えてるかというと、
結局ぼく自身が楽しく生きたいだけなんです。
町の中ですれ違うたくさんの人に「やっほー。元気?」って言いたい。(敬語も使うよ)
「今日は暑いっすねー。」って言いたい。
「どう?最近は?」と言われたい。
「おはよう。」
「おやすみー。」ってもっと言いたい。
しょうもない井戸端会議をしたい。
嬉しいことにこのまち、津屋崎千軒はあんまり年齢による垣根がないんですよ。
同世代の話を聞くのも面白いし、学校帰りの子どもたちのおもろい考えや、おじいちゃんおばあちゃんの経験からくる考え方とかも面白い。楽しい。
もしかしたら苦手な人もいるかもしれないけど、それはそれで良し。いい距離感保って、たまに仲良くけんかでもしましょう。
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自分が楽しければ、が自分以外にも
でも「自分が楽しければ」って思ってたことも、いつのまにか自分だけの事じゃなくなってたみたいでした。
以前、僕がいない時に仕事も年齢も生まれた場所もバラバラのある4人が、王丸屋の前で仲良くずーっと立ち話をしていたという事がありました。
きっとこの人達は王丸屋がなければ知り合わなかったであろう人達でした。
その話を聞いた時はとても嬉しかったのを覚えています。
先生辞めてから、やっと人の役に立った気がして、少し誇らしい気持ちになった感じ。
自分のためにやってると思ってるこの王丸屋の中で、他の人も人生の中にも楽しい影響が与えられているかも知れない、、、。
想定外。
これはラッキーだ。
面白い。
王丸屋という場所では、顔も知らなかった近所の人とも出会えるし、子どもだって大人と同級生みたいになっておしゃべりできる。
小学生だってお店を開けるし、主婦だってカフェの店長になれるし、サラリーマンだって休日にお好み焼き屋を開けるし、腰の曲がっちゃったおばあちゃんだって料理教室の先生になれるし、元漁師のおじいちゃんだってシブいバーのマスターになれる。
もしその中から新しい未来を選ぶ人が出て来たら、、、その時は相当な「やってよかった。」が感じられると思うんですよね。
自分が楽しんで友達も増えて、人も楽しんで友達も増えて、更にそれで稼ぐこともできるのならこんな面白い仕事はないな。と。
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素直に、少しだけわがままに、生きる。
仕事を辞めて、津屋崎に来て、いろいろな働き方をしている人を見ました。
いろいろな考え方の人に会い、いろいろな人生を聞きました。
ああ、「生きる」って学生→社会人→老後のパターンだけじゃないのかもって思えました。
人生って、今まで思って来たものより、もっと自由にくねくね生きても別にいいものなんじゃないかと思えてきました。
そもそも人生にパターンなんてないんじゃないかと。
働いている時は「嫌われたくない」「自分が悪い」「どうにかしないと」とばかり思って生きていましたが、
今はとにかく「自分に素直に無理なく生きたい。」が僕の最優先事項になっちゃってます。こじらせちゃった。でも結構大真面目に。
「やりたい」と思ったらすぐにやるし、かと言ったらやらないし、「いやだな」と直感で思ったらごめんなさいけどすぐに断ります。ホントごめんなさいご迷惑かけますごめんなさい。(子どもか。)
でももう「無理だ。」と思うような生き方はしたくないんです。
だから王丸屋は僕がゆるっと素直に生きるためのスペースでもあります。
そこで一緒にゆるっと生きてくれる皆さん、ほんとにありがとうございます好きに生きさせてくれて。
僕を支えて、、いや違うな。
僕の生き方を目の前で指差して「やばいね。」とケラケラと楽しく笑ってくれる周りの人たちの優しさに日々感謝です。
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仕事を遊びに、遊びを仕事に。
最近僕はYouTubeやブログ等やりたいと思ったことになんでも手を出しています。
遊んでばっかり、こいつは何やってんだ、どうやって生きてるんだ、と思われる方もいると思います。そりゃそうだ。僕だって他の人がしてたら多分思います。てかたまに自分に対してそう思います←
そしてその通り。
僕は遊びでYoutubeやブログ、その他をやってます。
…遊びでやってるんですが、でもそれも万が一、それもいつか仕事になる日が来たらめちゃくちゃおもろいじゃんという期待も込めてやってます。
例えばYouTubeだけ例に挙げると、
小学生か!と思うかも知れませんが、YouTubeで稼ぐなんて最高やん。編集大好きだし。
稼げなくても王丸屋の広告になりますし。
動画で僕の顔に親しみ持ってくれたら王丸屋に来たくなるかもしれないし。
日本で有名にならなくてもローカルな動画のお仕事来るかもしれないし。
今見られなくても来年バズるかもしれないですし。
虎視眈々とたんたんと遊びます!
遊びも仕事に。
王丸屋の仕事の他に副(複)業として、写真撮ったり、アルバム作ったり、動画作ったりもしましたし、ゲストスピーカーやイベント・企画運営、週一のアルバイトも楽しいし、頼まれ仕事もたまに受けています。
これらももれなく楽しいです。
仕事も遊びに。
手に職が無い僕は、とにかくこれからも僕がやれそうなやりたいことはなるべく挑戦してみます。
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最後に、いまの目標。
人生って何やってもいいんですよ。多分。
ルールとマナーはなるべく守りますけど。
それ以外は意外と何をやって生きてもいいんですよ。多分。
今ぼくは小学生の夢みたいなことにも挑戦できてるし。
髪の毛も染めようと思ったら明日にでも染めれるし。
…んで、いつか叶うならば、こんな風に僕が王丸屋で自由に楽しく生きることで「人生途中で逃げても、何とかなってる人もいるよ。」という事例の一つになりたいです。
僕は3年半前、勝手にいっぱいいっぱいになって勝手に苦しんで勝手に逃げて津屋崎にやってきました。
だから多分弱ってる人の気持ちが少しは分かるつもりです。
今いる場所で悩んで苦しんで、なんとかしようとしてなんとも出来ない人達が見て「あぁ、、こんなヤツもいるのか。。。」っていうヤツになりたいです。
そんな人達にこういう生き方もあるかもよ、という一提案をしていきたい。一例になりたいです。
ただ、提案するわけだから、楽しいだけでなく収入もある程度安定しているカッコいい姿を見せたい。
だからがんばるやってみる。
これがふらふらと自由に王丸屋を3年半やってきての、今考えるこれからの僕の目標。
僕のいまのエネルギーの源はこれだと思います。
たまに悩む時もあるし、基本適当に生きていますが、今はそういう「みんなの縁側王丸屋の店主のとおる君」になれたらいいなって思いで、王丸屋やってます。
てなわけで、
だらだらと長くなりましたが、僕は僕で僕な感じですが、王丸屋とそして僕をみなさんぜひ、これからもよろしくお願いします!!
ご存知ぼくは1人では苦手なこと、できないことも多いのでいろいろ助けてください。
長い文読んでくださり、ありがとうございます。
最後に、今一番言いたいことを言います。
とりあえずみんな
民泊王丸屋に泊まりに来てーーー!!
楽しいよー!
または周りに紹介してェェェ!
(民泊が安定するのが一番の収入源です。)
みんなの縁側王丸屋 店主 冨永 透
(2019年12月現在の気持ち)