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ぼくと6年前のある考察

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auのお姉さんと30分くらい一緒にがんばって昔のアドレスが復活し、ミクシィに久々にログインできたので、約6年前のぼくの1つの考察をみなさんにお届けします。

 

 

 

 

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【「ゲリラ豪雨と、ある一つの考察」(パソコン推奨)】


2011年06月30日15:45

 


いま、福岡は雷の鳴る急な豪雨にみまわれている。

 

 


さて、昔から「雷が落ちたときにおへそを隠さないと雷様に取られてしまうぞ。」とよく言われる。

 

あなたも子どものころに恐怖しておへそを隠した経験があるのではないだろうか?

 

 


しかし私は以前からずっと抱いていた疑問がある。

 

 

 


おへそを“取る”というのはどういう行為のことだろうか。

 


おへそとは元来、胎児と母親を繋いでいた道であり、つまり穴のようなものである。


穴を取るというのは

つまり


穴を無くす。


→穴を埋める。


と同等の意味を持つのではないだろうか。

 

こうなると一つ疑問が浮かんでくる。

 

 

今まではおへそを“取る”という単純な言葉遊びに惑わされていて、気づきもしなかったが、一体どうやっておへそを取る、つまり埋めているのか、ということである。

 

 


そこで浮かんだ案は“おへそという穴になにか別の物質を入れているのではないか”という考えであった。

 

皆さんは目の前に穴があり、それを埋めろと言われたらどうするだろうか。

 

おそらくほとんどの人が周りの土、砂、または他の物を利用してその穴を埋めようとするだろう。

 

その考えからいくと、やはりおへそに他の物質を埋めて(詰めて)、穴を無かったことにしているのであろう。

 

そう思った私は早速学会に発表するために、論文を書きはじめ、数日後にはかなりの量、そして質の高い論文が完成した。


我ながらどこに見せても恥ずかしくない論文である。

 

 


更なる達成感に浸るために、私は一服をしようと自販機でコーヒーを買おうとした。

 

 

お金を出そうとしたその時、財布の中から一枚のカードが落ちてしまった。

 

ドナーカードだ。

 

私はやはり研究者として、いや科学に携わっている一人の人間として、医学にも自分の意志を示そうと数年前から持ち歩いていたのだ。

 


おっといけない。

 

 

そのドナーカードを拾おうとしたその時だった。

 

 


ふと頭の中を一つの考えがよぎった。

 

 

まさか…。

 


気がつくと、私は研究室へと走りだしていた。

 


そして助手の制止を振り切り、先程完成したばかりの論文をすべてゴミ箱の中に捨てた。

 


私は馬鹿だった。


なぜこんなことに気づかなかったのだろう。

 

 

 

 

 

そう…

 

 

 

 

 

 

 


“人には【拒絶反応】というものがあるのだ!”

 

 

 

 

 


人間の体は外部からの侵入者を追い出すために【拒絶】するという力を持っている。

 

急に何かわからない物質をへそに埋められたら、確実にそれは体から敵とみなされ、即時【拒絶】されてしまうだろう。

 


仮に、あくまで仮にだが、「全ての人に拒絶反応の起きない物質」なんてものがあるとしよう。

 

 

しかし、全てのものには必ず例外が存在する。


例えば「100%死ぬと言うウイルス」が全世界、全人類に広まったとしてもそのうちの1%の人類は耐性を持っていて生き残ると言われている。


それと同じことだ。


もしへそを取られた(本来は埋められたのだが、分かりやすくするため以下もこう表現する)人達全員にその何かわからない物質が埋められてたとしたら、必ず何人かに拒絶反応が出ているはずだ。

 

 

しかし私は今まで、おへそを取られて拒絶反応がでたという話を一度たりとも聞いたことがない。

 

 

 

つまり、“おへそに何か違う物質を埋めている”という見解がそもそも間違っていたということだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


そうなると、答えは一つしかない。

 

 

 

雷様は“おへその周りの細胞を増殖させ、本人の肉体を増やすことで穴を塞いでいる”ということになる。

 

 

 

 

つまり雷様がおへそを取る行動は、

 


雷が鳴る→同時に人間界にお下りになる→めぼしい人間を標的になさる→お近づきになる→服をめくりあそばれなさる→細胞を増殖しなされる→お離れになる→天界にお戻りになる→おおとのごもられる。

 

という一連の流れの繰り返しということになる。

 

 

 

 

 

 


しかし、ここでまた大きな疑問が浮かんでくる。


ただでさえ、おへその穴の周りの肉の細胞を増殖させその穴を埋めてしまうまでには常識で考えるとものすごい時間がかかるということである。


私は今だかつて、雷様の目撃例を聞いたことがない。

一度たりとも、この作業を見られるようなヘマはしていないということだ。


つまり雷がなった一瞬にこの一連の流れの中で文字通り稲妻のようなスピードで細胞増殖は行わなければならないのである。

人の目にも止まらない速さで。

 

 

 

 

 

こうなると考えられることは2つ。

 

 

 

 


雷様は【人間の細胞を瞬時に増殖させることのできる能力を持ってらっしゃる】もしくは、【それに相当するお薬をお持ちである】ということだ。

 

 

 

 

前者に至っては、あまりに非科学的であるので、正解はおそらく後者であろう。

 

 

 

 


そう、天界では、人の細胞を瞬時に増殖することのできる薬品がすでに完成しているのである。

しかも、人間界でいう、かなり昔から。

 

 

 

 


お気づきだろうか。
細胞を増殖させるという事はつまり“治癒”のことである。


分かりやすく言うと、どんな傷でも一瞬で治してしまう薬品を私はついに発見したのである!

 

 

 

 

ぜひ、これを学会に発表しよう。
ノーベル化学賞いや、ノーベル平和賞も間違いないだろう。
私は歴史に必ず名を刻むことになるだろう。
今まで私のことをバカにしてきた学者たちの鼻をあかしてやる。
今にみていろ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そのためには、その薬品のサンプルを取らねばならない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 


だから今日も私は、雷の鳴る豪雨の中、おへそを出して立っているのであった。

 

 


え?

そんなことをして風邪でも引いてしまわないかって?

 

 

 


何言ってるんだ。

 

 

 

昔からよく言うだろう?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

“馬鹿は風邪を引かない”ってね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

教員採用試験まであと16日。

 

 

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あれから6年。 

 

 

この後、ちゃんと教員採用試験受かってるからエライ。